Let's 尊厳Life

尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

新しい勉強法で次世代の憧れ個人に

皆さんには憧れる対象がありますか?

いつの時代も憧れる理想像と現実のギャップを埋めようとするパワーが、個人や社会を発展させるエンジンとなります。
戦後の焼け野原の中で、物資の欠乏に苦しんでいた日本人は、衣食住を豊かにさせたいというモチベーションを持つことで、その後アジアの奇跡と呼ばれる高度経済成長を果たしました。

その際、TVなどから飛び込んでくるアメリカ人の物質的に豊かなライフスタイルが、貧しい日本人には理想的に映り、強烈な動機付けとなったのです。

しかし、1980年代、経済的にアメリカを抜くチャンスがあったにも関わらず、日本はアメリカの模倣を超えた新しい理想像を描くことを怠りました。その結果、アメリカを超えることなく、発展エンジンも消失し、今もずっと現状維持が続いている有様です。
日本に新しい発展エンジンを装着するためには、今までにない新しい理想像を提示しなければなりません。お金を稼いで、物質的に豊かになるというモチベーションではもう無理なのです。
時代の流れから見るに今の時代は、このような変化の渦中にあると思うのです。

物質から心の時代へ
物商品から付加価値の時代へ
肉体労働から精神労働の時代へ
存在重視からつながり、関係性重視の時代へ

目に見える世界から目に見えない世界が価値を持つ時代へと移行する中で、これからの憧れモデルとなるのは、お金を沢山持っている人ではなく、目に見えない人間力、人間関係力、魅力の溢れる人であると確信しています。
サッカーのW杯が盛り上がっていますが、恐らく数年後には人間力W杯が世界的に盛り上がりを見せる時代になると思うのです。

例えば、TEDが日本でも流行っていますが、TEDプレゼンテーターが個々の知の体系を限られた時間で共有しているわけですから、ある意味人間力コンテストのようなものです。
このTEDが今後進化して、事前にプレゼンを用意しておくのではなく、その場でテーマを与えられ瞬間的に情報を整理し、一つの統合された知の体系として数名でプレゼンし合って、勝者を決めるような試合形式になると面白いなと思っています。そして、そのチャンピオンはまさに憧れになります。

これも一つのアイデアですが、とにかく人間力を高めたい、無限の可能性を発揮したいというモチベーションこそ、次の社会をつくる発展エンジンになることは間違いありません。
だからこそ、今までの勉強法では限界があります。学術の勉強は、前提が自分と宇宙自然が分離され、認識主体と対象が無関係として、部分の現象解析を行いますから自分と繋がらず、勉強が面白くないのです。ゆえに勉強する習慣がつかず、人間力の向上を遅くさせています。これを帰納的勉強法と呼んでいます。

今、新しい勉強法の提案として、演繹的勉強法というものがあります。これは日本語や英語などの暗記言語を使った従来の勉強の仕方ではなく、イメージ言語という新しい言語を使って勉強する勉強法です。
イメージ言語については、ここでは詳しくお伝えできません。今は、4日間のワクワク観術セミナーにてイメージ言語を伝達しておりますので、ご興味ある方はそちらで学んでみて下さい。

イメージ言語は、全てが自分と繋がった状態で、シンプルな一つの動きのパターンで多様な現象を整理していく言語です。ですので、あらゆるジャンルが一貫性を持って解析できるとともに、何より勉強が面白くて仕方なくなります。自然と人間力も身につき、次世代の憧れ個人となっていけると思っています。