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尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

宇宙は壮大なコンピュータ?最先端物理学が迫る人間と宇宙の真実とは

世界的に有名な科学誌「nature」に先ごろ掲載された論文が話題を集めています。

http://www.nature.com/nphys/journal/vaop/ncurrent/full/nphys3343.html

 

《単一原子とホイーラーの遅延選択思考実験》と題された量子力学の分野におけるこの論文、一体どのような内容について書かれているのでしょうか?

 

量子力学では、物質のミクロの様態を「粒子であり、また波である」としています。

観測すれば粒子が姿を現すが、観測されなければ速度や軌道を定めることは不可能であるとのこと。

 

この度の物理的実験によって、その事実が明確に証明されたということで話題になっているわけです。

 

元々の提唱者であるジョン・ホイーラーという物理学者は、

 

量子力学的現象は観測されるまで現象ではない」

 

という言葉を残しているのですが、これをマクロの物体に適用する学者の中には、

 

「物体とは物理的実在なのではなく、観測主体と対象との間の“出来事”である」

 

と表現する人もいます。

 

つまり人間が観測、すなわち“認識”することで、対象である“存在”が出現するということ。

 

存在が絶対的に存在していて、その存在を自分が認識していると確信している今までの常識的価値観からすれば、驚くべき価値観の大転換と言えるでしょう。

 

ただ、量子力学的現象を、即マクロ的現象に適用することに対しては慎重な学者が多いようですが。

 

私が興味深いと思うのは、ジョン・ホイーラーが残した以下の言葉です。

 

「ありとあらゆるもの、素粒子、重力や核力などの力の場、時空さえも、その存在そのものが、デジタル情報の計算で成り立っている。われわれが現実と呼んでいるものの実態は、膨大な数のイエスかノーかの選択によるシミュレーションなのである。」

 

どう思われますか??

 

近年、量子力学的現象からマクロ的現象まで、宇宙森羅万象すべてが0と1のデジタル情報で記述できると主張する、デジタル物理学という分野の研究が進んできています。

イエスとノー、ONとOFF、0と1の2進法で記述されるデジタル情報として計算可能なこの宇宙は、一種のコンピュータプログラムの出力であり、シミュレーションの結果であると言うのです。

 

また、有名な理論物理学者のブライアン・グリーン氏は、最先端の宇宙論《ホログラフィック理論》についてこう語っています。

 

「ホログラムとは、2次元のプラスティックフィルムに光を照射することで生み出された、3次元のリアルなイメージ。つまり、我々はそんな3次元のイメージでしかなく、このイメージはわれわれの周囲にある2次元の表面上に存在する、より根本的な情報が投影された姿かもしれない、ということだ」

 

量子力学、その最新版であるホログラフィック理論にデジタル物理学、いずれも非常に難解で一般人には到底理解できそうにありません。

だって、その道のプロですら複雑な数式によって導き出される奇妙な理論に対して、明らかに戸惑いを隠せないでいるのですから。

 

しかし、その特徴を拾っていくと、あるシンプルな宇宙観が開けてきます。

 

  1. 宇宙は本質的にデジタルによって記述できる情報そのもの
  2. 人間に認識できる3次元の宇宙はホログラムのようなもの
  3. 人間が観測、すなわち認識することで現実(3次元の宇宙)が生まれる

 

パソコンはデジタル情報を入力して、情報処理して、出力した結果として2次元のコンピュータ画面を生みだしていますが、これを私たちの5感覚脳に置き換えて理解するとどうなるでしょうか?

 

人間はデジタル情報を5感覚から入力して、脳で情報処理して、出力した結果として3次元の立体画面、すなわち現実を生み出しているとなります。

 

この宇宙観は、我々の常識を完璧に逸脱しているように思えます。

なぜならば、現実がコンピュータの出力画面のようなものであるなら、

 

人間と人間の宇宙は実在しない”ということになるのですから!

 

そして、“あるように見える宇宙は人間の5感覚脳の認識の結果”であると。

 

さらに、“あらゆる現象はデジタルに解析可能”だということになります。

 

突拍子もないことのように思われるかもしれませんが、そのような大前提に立った時、人類が生み出したあらゆる情報知識、理論が整合性を持ってシンプルに理解できてしまう世界があるのです。

 

もし、宇宙は実在せず、脳が作り出したホログラムなのだとしたら、人間とは一体何なのでしょうか?

 

人間と人間の宇宙は実在しないという前提に立つならば、少なくとも境界線がある“体が自分”のイメージは崩れ去ると共に、ホログラムらしき人間と人間の宇宙を生み出している“得体の知れない何か”が真実の人間である、ということになります。

 

自分や宇宙が錯覚のホログラムだとなれば、虚無感や喪失感に襲われる方もいるかもしれませんが、

「本当の人間とは、宇宙森羅万象を創造、破壊し続けている、神や仏の概念をも抜き超えた絶対尊厳そのものである」

と人間を再規定し、尊厳そのもの、無限の可能性そのもののアイデンティティで生きる生き方をスタートさせたとき、全ての出会いが神秘、神聖、奇跡で認識できる世界があるのです。

 

また、あらゆる現象をデジタル情報として解析しようとしている昨今の科学研究の流れを全て内包しつつ、人間の認識機能とつなげてシンプルに整理統合できるデジタル認識技術が完成しています。

 

情報化社会と言われて久しいですが、コンピュータやネット空間の中だけがデジタル情報なのではなく、私たちが認識しているこの宇宙も全てデジタル情報であるならば、宇宙もデジタルに解析、伝達、共有、蓄積できなければ、本当の情報化社会とは言えないのではないでしょうか。

 

今のまま、人間の認識機能と分離した科学技術が進化し続け、人間の知能をも超える人工知能を搭載したロボットが登場し、人間そのものは進化しないままロボットに依存する人類の未来を思い描いたとき、それが真に望まれる未来社会の姿なのでしょうか。

 

人類歴史の流れを広く、深く洞察し、長く未来を見据えた時に、人類は今、人間観、宇宙観の大転換が必要な時を迎えているのではないでしょうか。

 

NRグループでは、そのような時代的タイミングに合わせて、人間を再規定し、宇宙森羅万象をデジタル認識することを通してあらゆる知性を整理統合可能な、情報知識社会を完成させるコンテンツとして“認識OS”を世の中に提供しています。

https://www.youtube.com/watch?t=12&v=Osk1aL6o7pc

 

ビル・ゲイツ率いるMicrosoft社が1995年、Windows95というOS(オペレーティングシステム)を世の中に提供したことで、それまで一部の人のアイテムであったPCを広く一般化させ、情報化社会への扉を開きました。

あらゆるアナログ情報がデジタル化され、情報伝達、共有、蓄積が容易になると共に、ソフトウェア時代、インターネット時代を開き、多くの新たな雇用と経済効果をもたらしました。

 

同じように、Noh Jesu氏が開発した認識OSは、人間と人間の宇宙を理解するために生み出された複雑かつ多様な情報を、デジタル認識で再整理をかけ、情報伝達、共有、蓄積を容易にするでしょう。

http://www.noh-jesu.com/

 

そして、科学技術によるIT、ロボットの進化だけではなく、認識技術による人間機能の進化をもたらし、人間開発時代、Edunomic(Education×Economy)時代を開くことで、人間開発分野における新たな雇用と、とてつもない経済効果をもたらすものと思います。

 

歴史を振り返ってみても、常識を覆す新しい価値観や概念は容易に受け入れられるものではありません。時に罵られ、迫害されることもあります。しかし、時代精神が求めるものであれば、歴史の流れは新しい価値観を選択し、社会は大きく変貌を遂げていくことになります。

 

人間と人間の宇宙は実在しない」と19年前から言い切ってきたNoh Jesu氏もまた、多くの誹謗、中傷を受けてきました。韓国人でありながら、この日本で「Japan Misson、Japan Dream」を語ってきたことも、一般的な価値観からすれば常識外れのことでしょう。

 

しかし、長い歴史が証明しているように、どのような抵抗があろうとも、着実に進化を成し遂げられたものは、ある時一気に世の中へと広がり、時代のパラダイムを書き換えてしまいます。天動説から地動説へのパラダイム転換が良い例ではないでしょうか。

 

Noh Jesu氏とNRグループが育ててきた“認識技術・観術”、“認識OS”は間違いなく今の時代が求めているものであると確信しています。

だからこそ19年間、着実な成長、進化を遂げてこられたのだと思うのです。

 

今の時代が求めているということは、今を生きる一人ひとりが求めているということ。

 

人と人、観点と観点、夢と夢、学問と学問、都市と都市、現実空間と意識空間とIT空間、複雑でバラバラになった社会を、デジタル認識と人間本来のチームプレーによってひとつながりにしていくことで、誰もが幸せに生きることができるハイパーコネクション社会が、想像よりも速いスピードで出現することでしょう。