Let's 尊厳Life

尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

「お金を稼ぐ」本質について考える

私たちは、大きく見れば”資本主義”社会に生きています。

資本主義の”資本”とは、シンプルに言えばお金のこと。

 

すなわち、資本主義=お金主義ということになります。

 

では、お金とは何なのか?と言った時に、

まずお金の用途、機能考えてみましょう。

 

  1. 価値の交換機能
  2. 価値の尺度機能
  3. 価値の貯蔵機能

 

物々交換時代の限界とは何でしょうか?

AさんとBさんとの間で物々交換が発生するためには、3つの偶然が必要でした。

それは、

  1. Aさんが欲しいものをBさんが持っているという偶然
  2. Bさんが欲しいものをAさんが持っているという偶然
  3. AさんのモノとBさんのモノの価値が等しいという偶然

 

以上の3つの偶然を必然にするために生み出されたのが貨幣です。

 

ですから、モノの価値を数値化できる尺度機能によって、円滑な交換機能が働き、モノの循環を活発化させることで貨幣経済が発展しました。

また、モノ、特に食物は腐りますが、お金は腐りません。

これによって価値を貯蔵することができるようになったことは、その後の文明の発展に大きく貢献するところになったわけです。

 

このように、お金とは、言い換えれば”価値”と言うことが出来ます。

 

お金=価値

 

では、価値とは何なのか??

 

それは、ソリューションパワーであると言えます。

すなわち問題解決能力です。

 

お金=問題解決能力

 

ビジネスの本質は、シンプルに言えば”ニーズ”と”ソリューション”です。

 

そもそも、何の悩みもなければ、そこにビジネスは発生しません。

 

お腹がすくという悩み(問題)があるからスーパーや飲食店が成り立つわけです。

体が不調だという悩み(問題)があるから病院、薬局が成り立つわけです。

 

つまり、悩み、問題に対して、モノやサービスなどのソリューションを提供することによってビジネスが回るということ。

 

悩みが深刻であればある程、また多くの人に共通する悩みであればあるほど、そこにソリューションを提供できることはビッグビジネスにつながるということです。

悩みなきところに解決などありえないので、ビジネスにはならないですよね。

 

すでに顕在化されている悩みに対しては、すでに各企業が争ってソリューションを提供していますから、よほどの競争力、資金力、差別性が無ければ儲かりません。

人真似をやっているようでは、激しい競争に勝つことは非常に難しいのです。

 

ですから、潜在化されている悩み、問題をいかに顕在化するのか、そのニーズ創出能力がまず第一に必要になります。

誰も気づいていない悩み、問題を発見して、その問題解決に取り組むことが出来れば、その分野でのパイオニアの地位を確立することができるということです。

 

もちろん、問題を発見しただけではお金は生み出せません。

その後、ソリューションを提供できた時にお金が発生します。

 

ですから、お金=問題解決能力なのです。

 

まとめますと、資本主義ゲームにおいて経済的成功を勝ち得るためには

  1. 問題発見能力
  2. 問題解決能力

この2つが必須能力となってくるのです。

 

この記事をお読みの皆様も、ご自身のお仕事でお客様に、直接的にしろ間接的にしろ、何らかのソリューションを提供しているからこそ、お金を得ているはずです。

 

しかし、誰かが発見した問題発見と問題解決のプロセスに乗っかっているレベルでは、大きなお金を得ることは出来ません。

 

自らが新しいニーズを発見し、ソリューションを提供できる人間力を身につけなければ、経済的成功を得ることは出来ないのです。

 

この基本の話をベースに今後、問題発見と問題解決のキーワードにいくつか記事を書いていこうと思ってます。