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尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

怒りの感情の対処法 初級編

 
 
 

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今回のテーマは”怒り”についてです。
 
どうしようもなくイライラする、ムカつくなんて事がありませんか?
 
仕事でうまくいかないことがあったり、人間関係がうまくいかなかったり
 
怒りの感情というのは厄介ですねー
 
人に発散すれば、人の心を傷つけたり、暴行や喧嘩、もっといけば殺人、紛争や戦争に発展することもあります
 
そうかといって、出さないで我慢すればストレスが溜まりますよね
 
ストレスは仕事のパフォーマンスにも影響しますし、人間関係にも影響します
 
それだけではなく、ストレスは様々な身体的な疾患をもたらさすことも分かっています
 
万病の根源はストレスなどと言われますが、
そのストレスの多くを占めるのが怒りの感情ではないでしょうか?
 
現代はストレス社会などと言われますが、
上手な怒りの感情の対処法は現代人にとって必須のスキルではないでしょうか?
 
かくいう私も、10年ほど前まではイライラの感情に満ち満ちていました。
正確に言えば、イライラなどの怒りの感情が溢れ出てくるところを我慢して麻痺させていました
ですから、本人としてはイライラしている自覚もあまりない状態だったんですねー
 
脳というのはすごいもので、生命維持のために感情を麻痺させる機能があります
その機能のお陰で、私は強烈な競争社会の中の営業の現場で様々の感情を麻痺させていたんです
 
そのことも認識技術を使う中で気づくことができました
 
怒りの感情については、普段は麻痺させていたのですが、
ある一定量溜まると、パートナーに対して吐き出すというパターンを繰り返していたんですね
パートナーからしたらたまったもんじゃないですよね…
だから喧嘩ばかりの日々が続き、そのこともさらなるストレスとなっていました
 
そんなストレスフルな状態をスッキリ状態に転換させるためには、認識技術が必須ですね
 
認識技術を使うと、まず、怒りが発生する仕組みがよくみえます
 
 
どんな条件で怒りが発生するのかを5つで整理してみました
 
 
1.抱えている寂しさや孤独感を共感して貰いたいのに共感してもらえないことへの怒り
 
人は誰しも愛されたい、人から分かって貰いたいと思いますよね?
しかし、みんな自分のことをわかって欲しいって思ってますから、人に本気で共感する余裕なんてありません
現代人はみんな孤独で、それゆえに怒りを溜めている筈なんです
 
 
2.頑張っているのに、人から評価してもらえないし認定してもらえないことへの怒り
 
やっぱり人から認めて貰いたいですよね?
みんな頑張っているんだから、みんな認めて欲しいと思っている
ただ、認めるというのも寛容な心が必要です
つい相手と比較して、「負けたくない!」なんて思っていたら、心から認定できないものです
ゆえに、頑張っても認められない怒りも誰しもが抱えています
 
 
3.集団やルールに縛られて、自由に意志決定できないことへの怒り
 
世の中はとかく、「〇〇すべきだ」「〇〇しなければならない」ことに溢れてますよね?
それらは親から教え込まれ、学校で教え込まれ、メディアで教え込まれてきました
人間関係の海の中で、上手にバランスを保つためには我慢しなければならないことも沢山あります
ゆえに、みんな自由な意思決定などほとんどできていません
そんな束縛から自由になりたいという怒りの感情が溜まるのも仕方のない事でしょう
 
 
4.咎められ、存在を否定されたと感じたときに出る怒り
 
人間はありのままの自分で生きたい筈です
だってそれが楽ですし、それが自然体なのですから
しかし、周りはそれを許しませんねー
何かと審判、判断、ジャッジ、否定してきます
人は否定された時に、自分の存在自体が否定されたと思ってしまいます
存在感を感じたいのに、存在を否定されと思うことはやはり怒りを生んでしまいます
 
 
5.自分の思い描いた通りに事が運ばないことに対する怒り
 
思った通りにいかないからムカつくってやつですね
子供を見ているとよく分かりますが、思い通りにならないとよく怒ります
大人も同じですね
人生なんて普通は思い通りにならないことばかりですから、その都度怒りを溜めていることになります
 
 
このように、私たちは日々、瞬間瞬間に実は怒りを発生させているし、溜めているのです
 
そのことに気づいていない事が、一番怖い事だと思いませんか?
 
知らないうちに怒りゲージを溜めているなんて…
 
それが暴発すれば、時には犯罪にまでも発展することでしょう
 
これらの怒りの原因を一言でまとめるならば
 
「人間は自分の”尊厳”が傷ついた時に怒りを生じさせる」
 
ということになります
 
 
さて、これらの怒り感情をまずは自覚する事が大切になりますが、
 
次に対処法として2つ上げておきます。
 
あくまで初級編であり、誰にでもできる事です
 
 
1.怒りの感情にまかせて文章を書きなぐる
 
2.怒りの感情をひたすら感じ尽くす
 
 
溜めた感情は何らかしらの手段でアウトプットしない限り、絶対スッキリしません!
 
しかし、人に怒りの感情をぶつけることは関係性に問題が起きますし、あまりオススメできません
 
上記2つの対処法は、人に対して出すのではなく、個人で完結するため、
人を傷つけたり、揉め事になったりすることはないのです
 
1に関しては、ムカつく相手に怒りの手紙を書くというのも有効的です
思いっきり感情を込めて書いて、書いたら燃やしてしまいましょう
すると、かなりスッキリ感を感じる事が出来ると思います
 
2は最初は難しいかもしれませんが、慣れると感情を客観的に観て統制出来るようになってきます
 
上級編でお伝えしますが、怒りのエネルギーをプラスのエネルギーに転換できるようになるためには
必須の技術になりますので、ぜひ感情を感じ尽くすことにもチャレンジして頂ければと思います
 
 
いずれにしても、認識技術があれば感情のリセットはとても速くなります
ぜひ、関心を持って頂ければ思います