最高の人生にするために 〜絶対自己肯定感を持って生きるための5つの認識 STEP2〜
STEP2
「自己否定プログラムが働く仕組み、原因を認識する」
さて今回は、絶対自己肯定感を持つための認識のSTEP2をご案内していきます
STEP1はコチラ
STEP1でお伝えしたことを要約するならば、
絶対自己肯定感を持つためには、
⑴まず、無意識に自己否定プログラムが働いていることの理解
⑵次に、自己否定プログラムが作られる仕組みを理解
が必要だよ!ということになります
今回は⑵について詳しくお伝えしていきますね
目次
機械的条件反射をしている人間の現在地
私たちは毎日、
たくさん考えが出て、
感情が出て、
言葉を発して、
行動をして、
人間関係の構築をしていますよね
つまり、非常に多くの意思決定をしているということになります
その多くが、無意識的にされていると思いませんか?
何によって意思決定がなされているのか?
それが無意識に作られた、意思決定プログラムによるわけです
無数の意思決定プログラムのうちの一部が、
自己否定プログラムということになります
人間誰もが、自分の自由意志で意思決定しているって思い込んでます
例えば、カフェに行って
コーヒーにしようか、紅茶にしようか
悩んだ末、意思決定します
「ホットコーヒーお願いします」
それは、果たして本当に自由意志なのでしょうか?
実はそれすらも無意識のプログラムなわけです
コーヒーを頼む人は、ほとんど習慣的にコーヒーを頼みますよね?
それが何故だか分かりますか?
結局、その人の人生経験の中でコーヒーを飲むことが”快”であるとプログラミングされ、ほとんど無意識的にコーヒーを選択するようになっています
そして、習慣的な意思決定パターンが作られているのです
これは全ての意思決定に当てはまります
全く新しい選択をする時ですら、自分の過去の記憶と照らし合わせながら、
もっとも最適であろうと思われる選択をするはずです
このように、常に過去に作られた意思決定のパターンを使って生きているのが人間なわけですが、これがほぼ全て機械的条件反射のように働いていることに気づいていません
褒められたら嬉しい感情がアウトプット
叱られたら自己否定の感情がアウトプット
5感覚からの刺激によって、上がったり下がったり
機械的条件反射のように考えが出て、感情が出ます
人生の全てのシーンにおいてです
これが自由意志と言えるのでしょうか?
人間は環境によって作られる
では、その意思決定パターン、意思決定プログラムはどのように作られるのでしょうか?
それは、生まれ育った環境によって作られます
分かりやすい話、
英語を喋り、英語で考え、アメリカ人のような価値観を持つように育つはずです
日本人の両親に生まれ、日本で育てば
日本語を喋り、日本語で考え、日本人のような価値観を持つように至ります
江戸時代に生まれ育てば、江戸時代の人の考え方、価値観、夢を持つでしょう
縄文時代に生まれ育てば、縄文人の人の考え方、価値観、夢を持つでしょう
何が言いたいかと申しますと、
人は100%、環境によって作られるということです
これに例外はありません
ですから、皆さんの意思決定パターン、意思決定プログラムも
100%、環境から作られています
両親から
親族から
友人から
教育から
メディアから
そして5感覚での経験から作られているのです
人間は脳の初期設定に縛られている
そう、私たちは5感覚を使って環境から情報をインプットし、
脳を使って情報処理をし、
考え、感情、言葉、行動をアウトプットして生きています
生まれた瞬間から今の瞬間までずーっとです
そして、今から死ぬまでもずーっとです
それを繰り返す中で、いつしか意思決定プログラムが無意識に書き込まれていきます
人間の5感覚脳の機能には、ある初期設定がされています
それは
⑴脳は部分しか認識できず、全体を認識することはできない
今、あなたが日本にいるとして、アメリカで何が起きているか認識できますか?
⑵脳は違いしかとらず、共通点を認識しようとしない
同じ人間という共通点よりかは、肌の色の違い、人種の違い、民族の違いばかり取りませんか?
⑶脳はいつも過去とつなげて認識しようとします
過去の知識、イメージがあるから認識できるのであって、知らなければ認識できない世界がありますよね?
ダイヤだって知らなければ、ただの石だと認識するかもしれません
⑷脳は知っている世界を有限化します
知らなければ、その人の宇宙には存在しないのと一緒です
もし、生まれてから一度も家の外に出たことがなく、家の外の情報もなければ、その人の宇宙は家の中だけなのです
このような脳機能を誰もが生まれた瞬間から使っています
生まれたばかりは”私”という概念もないし、”他人”という概念もありません
やがて、脳が”私”と”他人”を分けて認識するようになり、
部分だけ、違いだけ認識して相対比較をするようになり、
様々な意思決定プログラム、自己否定プログラムが作られていく事になります
脳は比較します
例えば、テストの点数という部分だけをとって、その高い低いの違いをとって比較し、勝った、負けた、優秀、劣等など、判断するようになりますね
どんなに頑張ったって、常に上の存在がいます
どんなにお金を稼いでみたって、常に上の存在がいます
ですから、結局自己否定をするしかなくなるのです
脳の機能上。。
だから、誰もが無意識に自己否定プログラムを持っています
それを自覚することが大事ですし、
そのプログラムが作られる仕組みを理解することが重要です
脳が生み出しているマトリックスの世界
『マトリックス』という映画をご存知ですか?
一昔前にかなり話題になった、人間の脳が作り出したバーチャルリアリティ(仮想現実)の世界を舞台にしたSF映画ですが、実は単なるSFという訳ではありません
実は、マトリックスという映画は、世界の天才や各分野の専門家たちが集って作った映画だと言われています
量子物理学や仏教、キリスト教、脳科学、認知科学、コンピュータサイエンスなどなど
西洋が生み出してきた知性の集合体としてマトリックスの世界観が作られているため、非常に示唆に富んでいます
どんな示唆??
それは、私たちが生きている現実世界自体が、脳が生み出したバーチャルな世界であるということです
これについては、過去記事をご参照ください
マトリックス(仮想現実)の外に出る
なぜ、突然こんな話をするのか?
それは、過去の経験によって作られた意思決定プログラムから自由になるためには、私たちの脳が創っている仮想現実から自由になる必要があるからです
それは、脳機能の初期設定から自由になるという意味でもあります
それは、部分だけ、違いだけ、過去と繋げて認識してしまう脳の情報処理機能から自由になれるということであり、その脳というコンピュターを制御、コントロールできるようになれるということです
マトリックスの外側に、
脳機能の外側に、
宇宙の外側に、
一切の否定もできない
一切の束縛も支配もない
一切の比較もできない
一切の意味も価値も規定できない
絶対世界が広がっています
その世界に意識が上昇してしまうこと
それはすなわち、
東洋の世界観で言えば、悟りの境地に到達してしまうこと
西洋の宗教観で言えば、神の領域に到達してしまうこと
科学で言えば、最終理論の世界に到達してしまうこと
まさに、人類が求めてきたファイナルアンサーを手にすること
それが、究極の絶対自己肯定感を持てる事に繋がっていくのです
それはまた次回に。。