シンギュラリティ時代のエクスポネンシャル認識
シンギュラリティという言葉もかなり聞かれるようになりましたねー
シンギュラリティとは技術的特異点の意味であり、著名な発明家・脳科学者であり未来学者であるレイ・カーツワイルが2005年にその著書で発表し、シンギュラリティの到来を2045年と予測しました。
コンピューターの計算能力は、半導体の集積密度が18ヶ月から24ヶ月ごとに2倍になるというムーアの法則に則って進化していることをベースにした概念であり、一般的には
「人工知能が人間を超越するポイント」
と説明されることがありますが、
レイ・カーツワイル自身は
「人類が生命を超越するレベル」
と言っています。
もう少し丁寧に言うと、
「国家や社会や生命というレベルを超えてテクノロジーが驚異的なスピードで無限の進化を始めるポイント」
ということになります。
今、私たちはテクノロジーの進化のスピードが速くなっているのを実感として感じることができますが、その進化はさらに加速していますので、限りなく加速していった場合はいつか垂直近くになります。
つまり、あらゆる進化が同時に起きているように見えるポイントがシンギュラリティということですね。
とにかく、我々人間が予測可能なレベルの話ではないということです。
これからますます変化スピードが速くなっていく時代に突入していくわけですから、
リニア(直線的)思考
つまり、過去から未来へ直線的に進化していくというイメージは捨てた方が良いでしょう。
これからは少なくとも、倍々で進化していく
エクスポネンシャル(指数関数的)思考が求められます。
そのような思考ができないと、あっという間にテクノロジーの波に飲まれてしまい、今の仕事を失いかねません。
さらに、思考レベルだけではなく、もっと根源的な変化が必要だと考えます。
それが、エクスポネンシャル認識
テクノロジーの進化スピードに対して、人間の進化は極めて遅いわけですが、
その格差は開くばかりであり、そのことによる懸念も数多あります。
自分の成長スピードを決めているのは、実は自分の認識です。
今までの常識的な認識方式では、人間と機械のアンバランスは酷くなる一方です。
今までの認識を破壊し、人間そのものがエクスポネンシャルに進化していくこと。
それに伴って、思考も自動的にエクスポネンシャルな思考ができるようになっていくことでしょう。
人間の認識のエクスポネンシャルな進化について、また次回も考えてみたいと思います。