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尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

モチベーションの秘密とは

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モチベーションについて少し考えてみましょう。

 

人間を行動に駆り立てる源泉はどこにあるのでしょうか?

 

キーワードは「格差」です。

 

大昔は、まさに生きるために行動をしていた時代がありました。

 

食べれなければ死ぬわけですから、必死で食べ物を得るために行動します。

 

採集時代であれば、木の実を探し、

狩猟時代であれば、獣を捕らえ、

農業時代であれば、田畑を耕します

 

 

この時の格差は「生」と「死」

 

死なないために、生きるために行動する

それがモチベーションでした。

 

モチベーション1.0の生き方です。

 

農業時代になり、村や都市国家が形成されてくると、

他国との領土の奪い合いが始まります。

 

その中で、もちろん死なないために、生きるために戦う

モチベーション1.0の状態から、モチベーション2.0が生まれてきます。

 

つまり、褒賞や名誉のために戦いをする

あるいは罰せられないために戦いにいく

 

「賞与」と「罰」という格差で行動するのがモチベーション2.0です。

 

これは、現代まで続くモチベーションですね。

 

企業において出世したい

名誉が欲しい

お金が欲しい

あるいは、クビになりたくない

降格させられたくない

 

このようなモチベーションです。

 

近年、このようなモチベーションのかけ方の限界が指摘され、

モチベーション3.0という概念が生まれてきました。

 

それは、まさにマズロー欲求段階説で言えば、「自己実現欲求」にあたる

 

「理想」と「現在地」の格差を使うモチベーションです。

 

自分が心から求める理想を実現したい

理想を実現している自分が本当の自分だから

実現していない現在地は嫌だ!

 

このような格差のエネルギーを使って行動に駆り立てる

モチベーション3.0

 

もはや賞罰では動かない人達が多くなってきてしまった現代において、

このモチベーション3.0を引き出すマネジメントやリーダーシップが求められているようです。

 

会社の歩んでいく方向性が、社員一人一人の理想と一致していること

これが、今後の組織開発を考える上で重要な要素のようです。

 

ただ、簡単ではないですよね?

 

人間一人ひとり個性もバラバラ

方向性もバラバラ

問題意識もバラバラなのですから

 

それらの問題を超えて、

社員全員のモチベーション3.0を引き出せる組織など作れるのでしょうか?

 

その先については、また次回に書きたいと思います。