情報化社会から知識創造型社会へ
人工知能の進化が急速に進み、私たちの社会へと浸透する中で、情報処理能力では到底AIに勝つことは不可能な人類は今後、どこに向かって進化を遂げていくのでしょうか?
演算処理、解析処理、予測の分野では、AIへの依存度が飛躍的に高まっていく中、AIと人間機能との差別性とは一体何なのでしょうか?
それは、無から有を生み出すクリエイティビティに他ならないと思っています。
情報処理スピードを限りなく速められたとしても、無から有のアノマリー(突然変異)を生み出すことにはなりません。
もちろんAIと言えど不確定性に支配されていますからアノマリーは生まれるのですが、そのアノマリーを生かすことができず化学的変化を作ることが出来ないのがAI、逆にアノマリーを生かして化学的な変化、アイデア、クリエイティビティを生み出すことができるのが人間であると思うのです。
そのような人間機能をバージョンアップさせなければ、AIとの格差は広がっていくばかりです。
そこで、今後活性化させていかなければと思うのが集団学習、対話、創造のプロセスです。
今までは学校教育、受験勉強のイメージが強いので、一人で学習し、テストに答えるというスタイルが主流でした。
しかし、これではAIに敵うはずがありません。
何しろ、AIは集団学習し、集団で進化していくシステムになっているのですから。
なので、人間も集団で学習するスタイルを基本とし、活発な交流を通して異質な観点同士を融合させ、今までになかったアイデアを次々と生み出すトレーニングをしていかなればならないと考えています。
認識技術・観術は、観点の次元上昇を活用して、異質な価値観、異質な考え、異質な観点同士を融合させ、それこそ鉄を溶鉱炉に溶かして車をつくるようなイメージで、新しい価値を創出する質と量を飛躍的に向上させます。
文章で表現しても中々伝わりづらいところもありますので、今後オフラインの場を通して、観術を活用した様々な知識創造、価値創出の実績を創っていきたいと思います。