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尊厳City研究所 大川ともゆきのブログ

エクスポネンシャル認識のインパクト

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前回はシンギュラリティ時代に必要なエクスポネンシャルな思考について書きました。

 

songen-city.hatenablog.com

 

エクスポネンシャルのインパクトは単利と複利でイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

リニア(直線的)な変化とは単利的変化です。

例えば、1万円を銀行に預けたとしましょう。

こんなことはあり得ませんが、1日100%の利子が付くとします。

すると、初日は1万円に対して100%ですから、1万円の利子がついて貯金は2万円に。

単利の場合、次の日も元本の1万円に対して100%の利子が付きますから、合計3万円になります。

このように、毎日1万円の利子がついて、10日目には11万円になるということです。

 

それに対してエクスポネンシャル(指数関数的)な変化の場合はどうでしょうか。

こちらは複利で増えていきます。

1日目は1万円に対して100%ですから合計2万円に。

これは変わりません。

しかし、2日目からが違います。

2日目は、貯金の2万円に対して100%の金利が付くのが複利です。

すなわち2万円の利子がついて合計4万円の貯金になるということです。

3日目はどうでしょうか。

4万円に対して100%ですから、合計8万円に。。

このようにして倍々で増殖していくと、

10日目にはなんと!1024万円になってしまうのです!!

 

このように単利と複利で考えてみても、エクスポネンシャルな変化のパワーを感じていただけると思います。

 

しかし、実際のところエクスポネンシャルな変化は、

最初の段階では直線的な変化よりも潜行します。

つまり、なかなか目に見えた結果に表れてこないということです。

しかし、一度破壊的なイノベーションが起こるティッピングポイントに差し掛かると、そのあとは驚異的なスピードで変化を起こしていくのです。

 

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出典:齋藤和紀著「エクスポネンシャル思考」

 

リニア思考とエクスポネンシャル思考は実は全く違う思考方式だと言えます。

 

これは、テクノロジーの進化だけではなく、人間の成功法則にも当てはまります。

明確なゴールを立てたとしても、最初はなかなかうまくいかないものです。

目に見えた結果が中々出ずに、理想との乖離が起き、失望感にかられ、諦めそうになります。

しかし、ゴール達成のために着実にやるべきことを重ねた人は、ある瞬間にティッピングポイントを迎え、そのあとはみるみる結果が現れるようになるのです。

重要なのは、一度ゴールセッティングをしたら、ぶれず、諦めず、粛々と実践行動をし続けられるかどうか。

それができれば、必ず望んだゴールは達成できるのです。

 

このようにエクスポネンシャルな思考は様々なものの見方を変え、特に変化に翻弄されそうな今の時代にあっては、必ず身につけなければいけない思考と言えるでしょう。

 

そして、さらに大事なことが、エクスポネンシャル認識を身に着けることです。

 

認識とは、認識主体が認識対象を観察・観測して、情報を把握し、知識生産をするプロセスのことです。

 

その認識主体が五感と脳に支配された体人間のままでは、エクスポネンシャル認識はできません。

何故ならば、脳機能を制御できていない状態では、必ず無意識的に制限をかけてしまい、直線的な自己変化イメージしか持てないからです。

それが、今までの当たり前の認識=リニア(直線的)認識 と言えます。

 

どんなに思考がエクスポネンシャル化したとしても、時代の流れに対応できたり、自分の立てた目標を達成できるようにはなるかもしれませんが、自己変革のイメージが小さい枠組みで止まってしまいます。

つまり、人間の変化は直線的な形でしか起きません。

 

エクスポネンシャル認識は、認識主体と認識対象のイメージが大きく変わります。

 

これにはnTechという認識技術を使わねばなりませんが、

本当の自分とは、この宇宙を創造破壊している、あらゆる概念、束縛、支配、比較、存在から自由になれる絶対尊厳そのものなのです。

そして、宇宙を創造破壊している動きが認識対象のイメージになるのです。

 

普通に聞いたら、かなりぶっ飛んだ話ですよね。。

 

その主体と対象のイメージが変わることで、今まの古いイメージ囚われない、とんでもない自己変革のイメージを持つことができるようになるでしょう。

 

そのセルフイメージを持つことができればしめたもの。

あとはそのセルフイメージから連想される実践行動を粛々と繰り返していけば、ものすごいスピードで自らを変化させていくことができるのです。

 

全ての不可能はイメージの限界です。

イメージの限界突破こそが不可能を可能にする鍵なのです。

だからこそ、イメージを確信させる技術がなければエクスポネンシャル認識をすることはできません。

 

nTechからすれば、今、あなたが現状どんな状態であるかは全く関係ありません。

エクスポネンシャル認識は、現状できていない自分、足りていない自分、わかっていない自分から出発する認識ではないからです。

 

宇宙全てを創造している主体そのものから出発するので、今ここ世界大統領のセルフイメージを持つことだってできます。

 

それこそ、直線的な認識をしていたら、

「世界大統領になるだなんてありえない!」

とバッサリ切って終了です。

 

しかし、そのような無理!できない!ありえない!などの認識がゼロ化されるのがエクスポネンシャル認識ですから、そんな考えは出てきません。

 

まさに、今この瞬間、世界大統領として生きることができるのです。

そのような認識セッティングができれば、

初めは潜行フェーズの為、ゆっくりとしか変化が起きていないように感じますが、破壊的イノベーションポイントを迎えた瞬間に、周りの人がびっくりするような変化が始まります。

 

出る杭は打たれるなどと言いますが、あっという間に出すぎた杭になり、遠く及ばないポジションにまで一気に変化を実現していくのです。

 

その変化は人間個人にとどまるものではありません。

人間関係、そして、組織に至るまで、nTechを共有している人同士であれば、集団レベルの破壊的イノベーションを可能にします。

 

次回は、エクスポネンシャルな組織について書いてみたいと思います。